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JRFUメンバーズクラブ会報誌「JAPAN ! JAPAN !」第77号

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「ハーフタイム」~村上晃一の会報誌こぼれ話~

77号では女子7人制日本代表(サクラセブンズ)の若きリーダーたち(立山由香里、バティヴァカロロ・ライチェル 海遥、平野優芽)の座談会がある。全員が大学生でこれから日本代表の中心として期待される。明るくて元気を与えてくれる座談会だ。その中で、サクラセブンズのスローガンについて質問すると、リオデジャネイロのオリンピックの時に「サクラセブンズ7ケ条」という7つの言葉があったという。現在は、「JAPAN PRIDE 7ケ条」。1.自律、2.想いやり、3.感謝、4.敬意、5.誇り、6.礼儀、7.和。3人が特に大事だと考えていることを聞くと、和、敬意、想いやり、という言葉が出てきた。ラグビー憲章の「品位、情熱、結束、規律、尊重」にも通じるもので、代表チームとして、これを意識していて活動しているのは頼もしく思った。

サクラセブンズは、HSBCワールドラグビー女子セブンズシリーズの全シリーズ出場できるコアチーム(11チーム)への昇格に向かって、4月4日(木)、5日(金)に香港で行われるコアチーム昇格大会に挑む。そして、4月20日(土)、21日(日)には、HSBCワールドラグビー女子セブンズシリーズ北九州大会に招待チームとして出場する。国内でトップレベルのセブンズを見ることができる貴重な機会なのでぜひご観戦を。

巻頭のスペシャル対談は、サンウルブズの山下裕史、茂野海人両選手に話を聞いている。多くの日本代表選手がRWCTS(ラグビーワールドカップトレーニングスコッド)、NDS(ナショナルデベロップメントスコッド)で調整を続ける中、この2人の他、内田啓介、中村亮土、坂手淳史、松田力也といった選手が開幕からサンウルブズでプレーする。市原市での合宿中に伺ったのだが、海外出身選手が多いこともあって、「海外に留学に来ているみたいです」(松田力也)と英語がとびかう環境で奮闘中だ。取材に訪れた日の夜は、選手たちがいくつかのグループに分かれて食事に行く日だった。これもチームの結束を固めるチームビルディングの一環。ホテルのロビーには笑顔があふれていた。

最終ページのインタビュー「PLAYERS SAY」では、トップリーグ新人賞の岡田優輝選手(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)を取り上げた。岡田選手が勤務するのは、トヨタ自動車株式会社の高岡工場(愛知県豊田市)。この工場では約5,000人が働いている。取材で工場に到着すると、敷地内にこの工場に勤務する同社のスポーツ選手の名前が書かれた「のぼり旗」を見つけた。入口近くにあるカフェには、岡田選手のポスターと並んで2018年度限りで退団した竹田祐将選手のポスターもあり、工場をあげて2人を応援している様子がうかがえた。

岡田選手にラグビーを始めたきっかけを聞くと、「幼稚園にラグビー部があったんです」という。このエピソードは面白い。幼稚園のラグビーについて聞くと、「みんなボールのところに群がっている感じで」と、無邪気にボールを奪い合う様子を教えてくれた。そこで一緒に戦っていた園児のなかから有名選手が育っている。まだ知らない方は、誌面をお楽しみに!

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