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JRFUメンバーズクラブ会報誌「JAPAN ! JAPAN !」第73号

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「ハーフタイム」~村上晃一の会報誌こぼれ話~

スクラムハーフ(SH)の選手2人に同時に話を聞いたこと、あったかな? そう思いながら取材に向かった。30年近くラグビーの取材をしているなかで極めて珍しい仕事が今号の巻頭対談となった。日本代表、サンウルブズで活躍する田中史朗選手(パナソニック ワイルドナイツ)、流大選手(サントリーサンゴリアス)である。揃って取材を受けるのは2選手にとっても初体験だという。ポジションを争うライバルでもある2人は、果たして、どんな空気で話してくれるのだろう。少し不安だったのだが、2人は、「フミさん」、「ナギー」と呼び合って、SHの役割などについて和やかに語ってくれた。なぜ「ナギー」なのかは、誌面をお楽しみに。

今号では男子セブンズ日本代表の小澤大キャプテンにもインタビューをした。東京オリンピックへの想い、今年の4月1日から日本ラグビーフットボール協会と男子7人制日本代表チーム専任選手契約を結んだ決意について語っている。そして、本誌の締め切りが終わったタイミングで、男子セブンズ日本代表の新ヘッドコーチ(HC)が発表になった。誌面に間に合わなかったので補足しておきたい。

新HCとなったのは岩渕健輔さん。2017年1月より、Team Japan2020男女7人制日本代表総監督を務めていたが、ダミアン・カラウナ前HCの後任として、総監督と兼務でHCを務めることになった。岩渕HCは青山学院大学時代にセブンズ日本代表に選出され、1997年、香港で行われた第2回ラグビーワールドカップ・セブンズ(RWC Sevens)に出場、2001年の第3回RWC Sevensでは、キャプテンとしてチームを率いた。その後もコーチ、GM、総監督としてチームに関わってきた。日本のセブンズに関わってきた時間は誰よりも長い。

その新HCに今のセブンズ日本代表のメンバーで頼りになる選手を聞いてみると、小澤大キャプテンの名前が真っ先にあがった。覚悟を決め、セブンズに専念して経験を積んでいる選手たちは着々と成長しているという。そんな後日談も含めて、インタビューを読んでいただければと思う。

最後にサンウルブズの史上初の連勝についても書いておきたい。今回は締め切りの都合上、初勝利までしか伝えることができなかったが、5月19日、サンウルブズは香港で南アフリカのストーマーズを破った。最後に決勝ドロップゴールを決めたヘイデン・パーカーは連勝の立役者だ。試合後、田邉淳コーチにプレースキックも含め、そのキックの正確さについて聞いてみた。彼は利き足ではない、右足でゴールを決めた。「パーカーは、今週、ずっと全体練習後にドロップゴールの練習していました。左10本、右10本という感じで。僕はボール拾いを手伝っていたのですが、いつ終わるのかと思ったくらいです」。もちろん、プレースキックの練習も怠らない。パーカーは、ストーマーズ戦がドロップゴールで勝負が決まると予想して練習していたわけではないだろう。あらゆる選択肢を持てるように、チームを勝たせる立場のスタンドオフとして準備していたということだ。あらゆる状況に対応できる日々の訓練があったからこそ感動的な勝利は成し遂げられた。その姿勢は見習いたいし、若い選手たちには特に参考にしてもらいたいと思う。

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