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【SH 吉田朋生 : 自信から確信へ】

 日本代表に選ばれたことを聞いたときは、夢にまでみた日本代表だったので、まずそのメンバーに選ばれたことを誇りに思いました。去年スコッドに選出されながら、最終的に代表に選ばれなかったので、今年こそという気持ちはありました。それに、今年はW杯があると思って、シーズン中も日本代表を意識してプレーしていました。特に今シーズンは、護さん(伊藤護:東芝ブレイブルーパス)という現役バリバリの選手がいる中で、試合に出続けたことが自信になりました。


 W杯アジア予選の直後、12月のトップリーグ再スタートの時にチャンスをもらえたんです。僕にとっては、これが、運命と言うか、ターニングポイントでしたね。ここで良いプレーができなかったら、すぐに変えられていて、日本代表もなかったと思います。けれど、自分の中でも良い感じでプレーができて、試合にも出続けられた。手応えもありましたし、何よりも厳しい薫田さん(現:ATQコーチングディレクター、昨シーズンまで東芝ブレイブルーパス監督)に使ってもらえたことが、自信になりました。


 実際に、代表合宿に参加してからも、東芝でやっていたことというのは、ベースになっていますし、自信にも繋がっていますね。衝撃を受けたということではないですが、新しい発見もあって、自分がこれから更にレベルアップできるチームだと思いますし、ラグビーをやっている一日一日を大事にしていきながら、レベルアップしたいですね。


 初キャップとなった韓国戦は、そんなに緊張はなかったんです。思うように体は動けていましたし、集中できていたと思います。満足いく試合内容ではありませんでしたが、無難にコントロールできたと思っています。


 ただ、代表の9番を背負って君が代を聞いたときは、これまで経験したU19,U21,U23とは全く違う、重みというか使命感、責任感のようなものを感じました。


 次に出場したクラシック・オールブラックス戦は、マーシャル、スペンサー、ロムーなど小さい頃ブラウン管で見ていた選手ばかりだったので、鳥肌が立ちました。ハカを見たときはヤバかったです。マーシャルとのマッチアップは興奮しました。試合後、ジャージも交換しましたし、いい記念になりました。心残りは、ジャージにサインをもらえなかったことです(笑)。


 今回、パシフィック・ネーションズカップに向けた30人に選んでもらえたことに対しては、選んでくれた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。でも、大切なのはこれから。これから戦う強い相手に自分の持っているディフェンス・スピードがどこまで通用するか。そして、コーチングスタッフが考えるSHの仕事をプレッシャーの中で出していけるかが、これからに向けて大事になると思っています。


 今、SHは3人いますが、彼らはチームメイトでありながら、ライバルです。練習でも、彼らよりも良いプレーをしてアピールしようと意識しています。ただ、この3人がレベルアップすることで日本のSHのレベルが上がっていくので、お互いが伸びていければと思っています。


 僕は小さい頃から、日本代表のジャージを着て、ワールドカップに出るということが夢でした。まだ、イメージは湧きませんが、ここまで来たら、実現したいと思っています。W杯メンバーに選ばれるために、このパシフィック・ネーションズカップでしっかりした結果を残したいと思います。


 W杯に出ることができたら、全てのチームと対戦したいと思いますし、予選プールで戦う4チームには全部勝ちたい。オーストラリアには、グレーガンという憧れの選手もいますが、それは試合前まで。試合になれば別です。試合後に、日本のSHの方が良かったと言わせたいですね。


 僕にとってラグビーは、今やなくてはならないものなんです。今、ずっと日本代表でプレーしてきて、ラグビーがあるからこそ、自分の存在価値をアピールできる。この瞬間を大切にして、ラグビーをやるからには一生懸命やって行きたいと思っています。

サポーターの皆さんには、日本代表の応援を宜しくお願いします。会場にも是非、足を運んでください。