日本代表スコッド選出の連絡は、ジョン・カーワンヘッドコーチから僕の携帯に直接電話をもらいました。最初は、知らない番号で出てみたら「JKです」って(笑)。「日本で是非やって欲しい」と言われました。びっくりしましたが、「はい、お願いします」と答えました。僕自身、すごく嬉しかったですし、友人たちも喜んでくれました。
JKは、僕が育ったニュージーランドではレジェンド(英雄)。NZが一度しか優勝していないW杯の優勝メンバーですし、WTBといえばJKです。JKが日本代表ヘッドコーチになったことは、NZでも大きく報道されていたので、僕も知っていました。そのJKが教える日本代表に選ばれて本当に嬉しく思います。
メディカルチェックのときは、あのように整った施設を見るのが初めてでちょっと緊張してしまいました。JKとは、その日初めて会いました。第一印象は本当に大きい人。レジェンドのオーラが出ていました。握手して改めて、チャンスをものにして日本代表でやりたいと思いましたね。
合宿では、まずは誰も知らないメンバーばかりだったので、積極的にコミュニケーションを取りました。SOというポジションは、選手のパーソナリティーやキャラクターを理解することが大切なので練習以外の食事やホテルの中でも頑張って日本語を話すように心がけました。
ただ、やはり練習で日本語を使うことは難しかったです。どうしてもとっさに出てくるのは英語になってしまうので、そこを日本語で話すことからスタートしました。最初の一週間は、そんな感じであっという間に終わってしまいました(笑)。
今週は、皆とのコミュニケーションが出来るようになったので、メンバー入りに向けて自分をアピールしようと思って練習に取り組みました。得意なプレーを伸ばし、一つ一つのスキルのレベルアップを目指しました。
今、SOは僕を含め4人いますが、チームメイトとしてライバルとして誰が入っても同じようなプレーが出来ることが、結果的にはJAPANを強くすることになるので、皆でレベルアップしていければと思っています。
明日の韓国戦に出場できたら、自分のアピールポイントは、一つ一つのスキルではなく、ディシジョンメーキング(状況判断)なので、相手のディフェンスの動きを見て、攻撃のオプションを選択して、そこからパス・キック等の一つ一つのスキルをアピールしていきたいと思います。NZにいる両親に韓国戦のメンバーに選ばれたことを伝えた時は、本当に喜んでくれました。父からは、「緊張するとは思うけど、100%だして思いっきりやれ」とアドバイスをもらいました。いまは、とても楽しみです。
日本代表は、僕にとって、“誇り”です。ラグビーを始めた頃は、周りがみんなオールブラックスに憧れていたので、オールブラックスになりたいと思っていました。ただ、自分が成長していくにつれて、自分の生まれた国の代表“日本代表”というものを強く意識するようになりました。桜を背負ってグラウンドに立てることは非常に嬉しいです。
僕は、これまでラグビーを楽しくやってきました。ラグビーがきっかけでかけがえのない友達もたくさん出来ましたし、いろんなところへも行くことが出来ました。楽しめなくなかったらすぐ、やめてしまいます。これからも楽しんでやっていきたいと思います。
ワールドカップは、やはりラグビー界のPinnacle(頂点)です。ラグビーをしている皆がその場に行きたいと思うし、4年に1回のW杯に出るために全てをかけるものだと思います。3年間頑張ってもW杯に出れない人もいます。やっぱりW杯は特別なものだと思います。まずは、W杯を目指して国の代表として頑張って行きたいと思います。
サポーターの皆さんには、日本代表のサポートをお願いしたいと思います。スタンドからの応援が、選手たちの力になると思いますので、是非、応援してください。お願いします。 |