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会報誌

JRFUメンバーズクラブ会報誌「JAPAN ! JAPAN !」第69号

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「ハーフタイム」~村上晃一の会報誌こぼれ話~

今号も、いま注目の選手達へのインタビューが多く、誌面も華やかになった。サントリーサンゴリアスの小野晃征選手、マット・ギタウ選手の対談、女子ラグビーワールドカップでベストフィフティーンに選出された津久井萌選手、そして、トヨタ自動車ヴェルブリッツのルーキーながらキャプテンに抜擢された姫野和樹選手が登場する。どの選手も楽しく、興味深い話をしてくれたのだが、17歳の津久井選手はとびきりフレッシュだった。取材はJR高崎駅で行われたが、東農大二高校ラグビー部の齋藤泰勝監督も同席。津久井選手はランチをもりもり食べながら率直なコメントをしてくれた。津久井選手の襟の乱れなどを、齋藤監督がお父さんのように気遣っている様子は微笑ましかった。その齋藤監督が面白い話を聞かせてくれた……。

津久井選手は5歳で高崎ラグビースクールに通い始めた。小学3年生の頃、男子選手をタックルで倒したことから自信をつける。倒された選手はさぞ悔しかったと思うのだが…。齋藤監督が言う。「津久井が日本代表になってから、小学3年生の頃に萌ちゃんにタックルされたのはうちの子だ、というお父さんが増えました(笑)」。本来なら不名誉なことだったはずなのに、津久井選手が素晴らしい選手になればなるほど、タックルされたことが名誉になる。どんなスポーツにもあるエピソードかもしれないが、津久井選手が世界のベストフィフティーンに選出されたことで、さらにその価値は高まったということだろう。「最近は、うちの子は萌ちゃんにタックルされてラグビーを辞めたんだよ、という人も現れました。さすがに、それは盛り過ぎでしょうって言いましたけどね(笑)」。

小野・ギタウ対談は和やかに進んだ。面白かったのは写真撮影の時だ。2人に肩を組んでもらうように促すと、「あっ、ちょっと待って」と小野選手。クラブハウスの中だったので、裸足だった小野選手が、ギタウ選手がスリッパを履いているのを見て、慌ててスリッパを履いたのだ。厚さは、2㎝ほど。少しでも大きく見せようという行動に、ギタウ選手も笑っていた。公式記録では、2人の身長差は7㎝。さて、どう見えるかな?

続いて姫野選手のこぼれ話。記事に入らなかった質問と答えを記しておきたい。姫野選手は小学校のときは野球とサッカーをしていたが、野球のほうが好きだったという。
――野球をしているときのポジションは。
「ショートで4番です。運動神経は良いほうでしたね。スポーツテストも学年で一番とかでした」
――中学生の頃の身長は。
「中学1年生で170㎝くらい。3年生で186㎝くらいになったのですが、そこで止まりました(笑)」
――大学時代は勝ち続けましたね。
「勝てるチームはこういうものだ、という基準は自分の中にできたと思います。トヨタ自動車でキャプテンに指名されて、これからチームの文化をどう作って行くかを考えるうえで、助けになっていると思います」

どんな質問にも笑顔で真摯に答えてくれた。その姫野選手、トップリーグでの個人的目標は「新人賞」を公言している。実は昨季の新人賞を受賞した松橋周平選手(リコーブラックラムズ)も、この会報誌で宣言し、その言葉通り受賞した。さあ、会報誌で宣言しての受賞2例目となるか。今年は、パナソニック ワイルドナイツの松田力也選手、神戸製鋼コベルコスティーラーズの重一生選手など、1年目から活躍する選手が多い。その競争、そして姫野選手の今後の活躍が楽しみだ。

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