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JRFUメンバーズクラブ会報誌「JAPAN ! JAPAN !」第55号

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「ハーフタイム」~村上晃一の会報誌こぼれ話~

今号の巻頭座談会は、畠山健介、木津武士、三上正貴という三選手による「スクラムトーク」。日本代表の快進撃を支えるスクラムはなぜ強くなったのか、フロントロー(FW第一列)の選手達の苦労など、いろいろな話が出たのだが、座談会をリードしたのは他の2人より3学年上であり、日本代表のキャプテン代行を務める畠山選手だった。軽妙なトークで引っ張ってくれる中、言葉を選びながら慎重に話す三上選手とは対照的に、いい味を出していたのが木津選手だった――。

三上選手と木津選手は東海大ラグビー部時代の同期で、そういう空気感もあったのかもしれないが、畠山選手のトークに合いの手をはさむ木津選手が面白い。そのあたりは会報誌を読んでいただくとして、座談会が終わって3人での写真撮影になったとき、自然な雰囲気を出すために畠山選手が話し始めた。

畠山:「このあいだタケシと同部屋になったんですよ。その部屋には、小さなベッドと大きなベッドがあった。体育会系の上下関係でいけば後輩が遠慮するでしょう? ところが、タケシは、大きなベッドに自分の荷物を置いた。学年で行けば、1年と4年ですよ」

木津:「いやいや、どうしょうかな~って思ったんですけどね」

畠山:「それで、なぜかジャンケンで決めることになった。それもおかしいでしょう? そうしたら、僕が勝っちゃった。そうなると、大きなベッドを寄越せとは言えないじゃないですか。だから、『いいよ、そっち使えよ』って言ったら、嬉しそうな顔して笑うんですよ」

木津:(笑)

どうしたって、木津選手が大きなベッドを使うことになるという微笑ましいエピソードだった。

ちなみに、日本代表の遠征、合宿では2人部屋が基本である。そこでチームメイトと親しくなったり、年長者が若い選手に代表チームの歴史を伝えたりするのだ。実は世界のラグビーチーム、たとえばオールブラックスでもこの文化は守られている。エディージャパンが始まった2012年当初は、FWとBKという組み合わせが多かったようだが、最近ではFW同士が多くなっているという。身体の大きな者同士、ベッド選びは切実な問題なのかもしれない。

こんな微笑ましい雰囲気で写真を撮影したので、いい表情の写真が撮れたのだが、木津選手は日本代表でも屈指の上腕の太さを誇る。そのことに触れると、「そうですかぁ。では、太く見せましょう」と前かがみになると、上腕の後ろ側に両手の甲をあて、一気に胸を張った。それが巻頭の写真である。こんな凄い肉体でも、世界と戦うために日夜、筋肉量を増やすトレーニングを続けているのだから、いかに日本代表が大きな壁に立ち向かおうとしているのかが分かるというものだ。

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