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JRFUメンバーズクラブ会報誌「JAPAN ! JAPAN !」第50号

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「ハーフタイム」~村上晃一の会報誌こぼれ話~

巻頭の日本代表FW対談は、堀江翔太選手と真壁伸弥選手。日本代表テストマッチ10連勝の原動力となっているスクラムのレベルアップについて詳しく語ってくれた。2人は、パナソニック ワイルドナイツとサントリーサンゴリアスのキャプテンとして、昨季のトップリーグ・ファイナルを戦ったこともあり、互いに認め合うコメントが多く、終始なごやかムードだった。取材が終わって雑談しているとき、堀江選手が「僕、イメージチェンジしたいです」と話し始めた。そして、真壁選手は――。


堀江選手は、ファンの皆さんから近寄りがたいイメージをもたれていると感じている。「僕、フレンドリーなんですけどねぇ」。そういえば、パナソニックのキャプテンになってからの堀江選手は、いつも自然体。試合後の記者会見では、「きょうは記者の皆さん、多いですねぇ」と感想を漏らすなど、率直な言葉で報道陣との良好な関係を築いている。無表情なところがあって、ファンの皆さんには怖いイメージがあるかもしれないが、実はとてもフレンドリー。ラグビーのプレーを見れば分かる通り、運動神経は抜群で、バランスボールの上に立ってバーベルを上げ下げする驚異のバランス感覚を持つほか、音楽にも才能があり、沖縄の三線を器用に奏でる。どんな話にも対応してくれるので、ぜひ、怖がらずに声をかけてもらいたい。

真壁選手は、ブログ「真壁伸弥のまか散歩 ラグビー選手のお酒と散歩」でセンスあふれる記事を書いている。対談中もその場にいる人を笑わせる楽しいおしゃべりを披露してくれた。5月30日のサモア代表戦では、客席から「さんぽ~っ」という声がかかって驚いたらしく、「さんぽじゃ、誰だか分からないじゃないですか」と笑っていたのだが、その後日談がある。

この件について僕のブログ(ラグビー愛好日記)で紹介したところ、6月21日のイタリア代表戦では、「さんぽ~っ」が連呼されたそうだ。イタリア戦勝利後、本人に確認すると、「言われまくりましたよ~。でも、ありがとうございます」と、ニヤリ。けっこう喜んでいた。192㎝、118㎏という大きな身体で運動量豊富に走り続けるタフガイは、文才も笑いのセンスも兼ね備えている。秋の日本代表戦では、春より大きな「さんぽコール」が沸き起こることだろう。

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