JRFUメンバーズクラブ会報誌「JAPAN ! JAPAN !」第43号
2013年新年号は、15人制日本代表のエディー・ジョーンズヘッドコーチや、男女7人制日本代表の瀬川智広、浅見敬子両ヘッドコーチなどに、新年の抱負を語ってもらった。複数のコーチ、選手に抱負を記してもらうページもあって、ラグビーファンの皆さん必読の内容となっている。巻頭でエディー・ジョーンズヘッドコーチにインタビューしたのだが、2015年のワールドカップ(RWC)の日本が入ったプールについて質問すると、エディーさんから、「RWCがアブノーマルです」との発言。えっ、どういう意味? 確かめてみると…
「RWCはアブノーマルなトーナメントです。メディアのプレッシャーほか、たくさんのプレッシャーがある。その中で、チームはノーマルにプレーしなければならない。その準備が必要なのです。たとえば、2012年11月の欧州遠征で、日本はグルジア戦でいいプレーをしました。同じことがW杯でもできれば勝てます。2011年のRWCを振り返ってください。日本とトンガの試合では準備が足りていなかった。サモアも2015年は同じようにブレイクダウンで激しく戦ってくるでしょう。そのために、スキル、チームワーク、マインドを一つずつ高めていきたい。まずは、W杯の出場権をつかむ。行くかぎりは、南アフリカ、サモア、スコットランド、アメリカ2位(アメリカかカナダ)にすべて勝つつもりで行きます。3勝して南アフリカにチャレンジする。エキサイトするプールです」
アブノーマルというコメントに動揺した自分が恥ずかしくなる、頼もしいコメントだった。